学校評価
1 学校評価の背景
ア 教育課程に関する規制の緩和による、学校の自主性・自立性が尊重された学校教育の実施が可能になった。
イ 近年の学校の裁量権の拡大に伴い、学校の説明責任(アカウンタビリティ)は大きくなってきている。
ウ 説明責任のため、学校は教育全般について自己点検・自己評価を適切に行い、評価の公表と、それに基づいた改善に取り組んでいくことが求められている。
2 学校評価の目的
学校、保護者、地域住民が連携協力して、学校の教育目標の実現を目指し、改善を図るために行う。
ア 学校の実態に応じた教育目標を設定する。
イ 校長のリーダーシップものと、責任体制を確立する。
ウ 保護者や地域住民に評価情報を提示する(学校の説明責任を果たす)。
3 学校評価システムの基本的な考え方
PDCAのシステムづくり(P=PLAN D=DO C=CHECK A=ACTION)
中・長期的な教育目標や重点的な単年度の目標設定
↓
第1段階 PLAN 教育活動を計画する
↓
第2段階 DO 計画を実行する
↓
第3段階 CHECK 実践を評価する
↓
第4段階 ACTION 評価をもとに実行する
4 学校評価の実践
(1)自己評価の実施
学校評価委員会が中心となり、学校の教育活動その他の学校運営の状況について自ら評価を行う。
(2)学校関係者評価の実施
ア 年3回(8月、12月、1月)全定合同で学校評議委員会(学校関係者評価委員会)を開催する。
イ 学校行事経過報告を行ったり、自己評価結果及び学校運営の改善方策等を説明し、教育活動その他の学校運営の改善に関する提言をいただく。
5 学校評価における観点の分野一覧表
番号 | 分野名 | 観点項目の内容の一例 |
1 | 学校経営 | 本年度の重点努力目標が全教職員に理解され、その目標に向かって努力できているか。 |
2 | 教科指導 | わかる授業を展開し、学習内容は定着しているか。 |
3 | 総合探究 | 「総合的な探究の時間」は生徒の「生きる力」の伸長に生かされているか。 |
4 | 生徒指導 | 生徒に社会的な常識が身につくような機会を設け適切な指導がなされているか。 |
5 | 教育相談 | 教育相談体制が整備され、効果的に機能しているか。 |
6 | 特別活動 | 明るく楽しい雰囲気の中で、生き生きとしたHR活動が展開できているか。 |
7 | 進路指導 | 進路に応じた学習指導はできているか。 |
8 | 研修 | 教育実践に役立つ校内研修が系統的、計画的に実施されているか。 |
9 | 人権・同和教育 | 生徒一人一人が、人権・同和教育に主体的に取り組む指導ができているか。 |
10 | 安全・美化 | 緊急時の連絡網や避難経路は周知され、訓練されているか。 |
11 | 読書活動 | 授業や生徒の主体的な活動を援助する資料の収集、提供が十分できているか。 |
12 | 学校行事 | 生徒一人一人を生かすHR活動や学年経営ができているか。 |
13 | IT化 | 学校のホームページでの効果的な情報発信はできているか。 |
14 | 施設・事務 | 施設・設備の点検整備が十分なされ、安全な状態に保たれているか。 |
6 学校評価の結果
令和2年度
令和3年度
令和4年度
令和5年度